中学受験を始めようと思ったとき、最初に悩むことの一つが「どの塾に通わせるか」ではないでしょうか。
首都圏で中学受験を考えると、
- SAPIX(サピックス)
- 四谷大塚
- 日能研
- 早稲田アカデミー
といった大手塾がまず候補に挙がると思います。
わが家でも、長男が塾に行きたいと言い出した時に、どの塾に通わせるかを考えました。
そして最終的に選んだのが、現在も通っている臨海セミナーです。
では、なぜ大手4塾ではなく臨海セミナーを選んだのか。
一番大きかったのは、合格実績でも費用でもありません。
「この子の性格には、どんな塾が合っているのか」
ということでした。
今回は、わが家がどんな考え方で塾を選んだのかを書いてみたいと思います。
これから中学受験の塾を探す方の一つの参考になれば幸いです。
最初に考えたのは「どの塾が一番いいか」ではなかった
塾選びを始めると、どうしても合格実績が気になります。
御三家に何人合格しているのか。
難関校への実績はどうなのか。
上位層はどこの塾に通っているのか。
もちろん、これらも塾を比較するうえでは大切な情報です。
ただ、わが家の場合、それより先に考えたことがありました。
それが、
「うちの子は、どんな環境なら楽しく勉強できるのか」
ということです。
どれだけ実績のある塾でも、授業のスタイルが本人に合わなければ、その力を十分に生かせないかもしれません。
逆に、一般的な知名度や合格実績だけでは見えない部分でも、子どもとの相性が良ければ大きく伸びる可能性があります。
そこで、塾の名前から選ぶのではなく、まず子どもの性格から考えることにしました。
何より、当時は中学受験を本気でさせようとしていたわけではなく、一つの習い事としていたのが大きかったと思います。
なので、合格実績より、本人に合っているかが重要でした。
しかし、この考え方が、最終的には正解だっと今では思っています。
うちの子は、ちょっと「かまってちゃん」
当時のうちの子を一言で表すなら、少し「かまってちゃん」なところがありました。
先生に話しかけてもらったり、反応してもらったりすることが好き。
分からないことがあれば先生に聞きたいし、できたときには先生にも気付いてほしい。
そんなタイプでした。
その性格を考えると、大人数のクラスで学校と同じように一斉授業を受けるよりも、
先生との距離が近く、自分のことを見てもらえる環境のほうが合っているのではないか
と考えました。
もちろん、大人数の授業が悪いわけではありません。
周囲に優秀な子がたくさんいる環境で刺激を受けるほうが伸びる子もいると思います。
競争することが好きな子。
自分でどんどん勉強を進められる子。
大人数の中でも積極的に質問できる子。
そうした子には、また別の塾が合うかもしれません。
塾の良し悪しというより、
子どもの性格と塾のスタイルが合っているか
のほうが重要なのではないかと考えました。
SAPIX・四谷大塚・日能研・早稲アカも候補にはなった
中学受験塾を調べれば、当然SAPIX、四谷大塚、日能研、早稲田アカデミーといった大手塾も目に入ります。
それぞれに特徴がありますし、難関校への合格実績もあります。
「難関校を目指すなら、最初から大手塾に入れたほうがいいのでは?」
という考え方も当然あると思います。
ただ、わが家では、
「有名な塾だから入れる」
という順番にはしませんでした。
まず子どもの性格があって、その次に塾がある。
当時の子どもを見ていると、大人数の中で授業を受けることより、先生との距離が近い環境のほうが合っているように思いました。
そこで、少人数で授業を受けられる環境を重視して塾を探しました。
臨海セミナーの春期講習を体験してみた
最終的な決め手になったのは、実際に授業を受けてみたことでした。
臨海セミナーの春期講習の体験に参加しました。
通塾を始めたのは小学3年生のときです。
当時は同学年の生徒がほとんどおらず、授業によってはほぼマンツーマンに近いような形で教えてもらっていました。
先生との距離も近く、分からないところがあればすぐに見てもらえる。
先生からも声をかけてもらえる。
子どもの反応を見ながら授業を進めてもらえる。
その様子を見て、
「これはうちの子に合っているな」
と思いました。
結果として、そのまま臨海セミナーに通うことにしました。
「体験授業」はかなり重要だと思う
今振り返っても、塾を決める前に体験授業を受けたことは良かったと思っています。
塾についてインターネットで調べれば、いろいろな情報が出てきます。
合格実績。
授業料。
カリキュラム。
宿題の量。
クラス人数。
口コミ。
どれも参考になります。
しかし、
「その塾の授業を自分の子どもがどう感じるか」
だけは、実際に受けてみないと分かりません。
説明会で親が「良さそう」と感じても、子どもが合わないこともあります。
逆に、親が最初はそれほど注目していなかった塾でも、実際に授業を受けてみると子どもにすごく合うこともあります。
わが家の場合は、まさに後者でした。
春期講習の体験を受けて、実際の授業の様子を見たことで、臨海セミナーを選ぶことになりました。
塾選びでは「今の子ども」を見る
中学受験は長いです。
3年生や4年生から始めれば、受験まで数年間あります。
そのため、
「6年生になったときに一番強い塾はどこか」
という視点で考えたくなるかもしれません。
ただ、わが家の場合は、それよりも
「今、この子が楽しく通い始められるのはどこか」
を重視しました。
まず塾に行くことを嫌がらない。
先生と話すのが楽しい。
問題が解けると嬉しい。
そうしたところからスタートできればいいと思っていました。
結果として、先生との距離が近い環境は、うちの子には合っていたと思います。
通いやすさも大切だった
もう一つ、塾選びで重視したのが通塾環境です。
中学受験は学年が上がるほど通塾日数が増えていきます。
6年生になると通常授業だけでなく、模試や志望校対策なども増えてきます。
そのため、
- 自宅からどのくらい時間がかかるのか
- 子ども一人で通えるのか
- 帰宅時間は何時になるのか
- 6年生になっても無理なく通えるのか
という点も重要になります。
塾選びをする3年生、4年生の段階では、「多少遠くても大丈夫」と思うかもしれません。
しかし、その距離を数年間、週に何度も往復することになります。
塾までの距離は、思っている以上に重要だと思います。
わが家にとって臨海セミナーは、子どもの性格に合っていることと、通いやすいことの両方を満たしていたということになります。
大手塾に入らなかったことへの不安はなかったのか
中学受験をしていると、
「SAPIXに通っている」
「早稲アカの○○コースに入った」
といった話を目にする機会も増えてきます。
難関校を目指していると、
「最初から大手塾に入っていたほうが良かったのでは?」
と思う場面がないわけではありません。
ただ、中学受験を続けて分かったのは、
普段通う塾と、利用する教材・模試・志望校対策をすべて同じ塾にする必要はない
ということです。
外部生として受けられる模試もありますし、他塾の志望校別講座を利用するという選択肢もあります。
必要になれば、その時点で足りないものを補うこともできます。
だからこそ、最初の塾選びでは、
「将来必要になるものを全部持っている塾」
を探すより、
「今の子どもが継続して通える塾」
を選ぶという考え方もあると思います。
わが家が塾選びで重視した順番
振り返ってみると、わが家の塾選びはこんな順番でした。
まず、
子どもの性格を考える。
次に、
その性格に合いそうな授業スタイルを考える。
そして、
実際に体験授業を受けて子どもの反応を見る。
最後に、
通いやすさなど現実的な条件を確認する。
「合格実績ランキングを見て上から選ぶ」という考え方とは、かなり違います。
でも、少なくともわが家には、この選び方が合っていました。
これから塾を選ぶなら、子どもの性格から考えてみる
これから中学受験の塾を選ぶ方には、
「どこの塾が一番実績があるか」
だけでなく、
「うちの子は、どんな授業なら力を出しやすいのか」
を一度考えてみることをおすすめします。
例えば、
- 競争すると燃えるタイプなのか
- マイペースに取り組みたいタイプなのか
- 先生にどんどん質問できるタイプなのか
- 先生から声をかけてもらったほうがいいタイプなのか
- 大人数でも気にならないのか
- 少人数のほうが集中できるのか
こうした違いによって、合う塾も変わってくると思います。
そして、候補が決まったら、できれば実際に授業を受けてみる。
親が説明を聞くだけではなく、
授業が終わったあとの子どもの様子を見ること
が大切だと思います。
「楽しかった」
「先生が面白かった」
「また行きたい」
そんな反応も、塾を選ぶうえでは立派な判断材料です。
まとめ|塾の実績より、まず子どもとの相性を見た
わが家が臨海セミナーを選んだ一番の理由は、
子どもの性格と、少人数で先生との距離が近い授業スタイルが合っていると感じたから
でした。
小学3年生で春期講習を体験したとき、同学年の生徒がほとんどおらず、ほぼマンツーマンのような環境で授業を受けることができました。
そこで楽しそうに授業を受ける子どもの様子を見て、
「ここなら合いそうだ」
と判断しました。
SAPIX、四谷大塚、日能研、早稲田アカデミー、臨海セミナー。
どの塾が一番良いかは、家庭によって違うと思います。
大切なのは、
有名な塾を選ぶことではなく、その子に合う塾を選ぶこと。
少なくともわが家の場合は、それが臨海セミナーでした。
これから塾選びをする方の参考になれば幸いです。

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